ハイルヒトラー
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アドルフ・ヒトラーの名言に学ぶ実際に使えるプレゼン術3選
アドルフ・ヒトラーってそもそも誰?
歴史
みなさん、アドルフ・ヒトラーって聞いたことありますか?
ほとんどの人が歴史の授業などで1度はお目にかかったことのある歴史上の人物ですね。
そもそも、アドルフ・ヒトラーってどんな人だったんでしょう。
彼は、第2次世界大戦化のドイツの総督であり、多くのユダヤ人を虐殺した、
歴史上に名を残す「負のリーダー」なんです。
彼は第2次世界大戦で敗戦が目前に迫ると、青酸カリを飲み、そのまま銃で自殺をします。
亡骸はすぐさま防空壕の外で地中深く埋められ燃やされますが、残っていた彼の義歯により、
ヒトラー本人だと確定されました。
彼の最期に関して詳しく描写されている映画もあるのでぜひ見てみてください!
(『ヒトラー~最後の12日間』監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル)
ヒトラーの使った「ワザ」
さてさて、話は逸れてしまいましたが、
彼、「悪の代表」としても有名なのですが、何よりも、
大変多くの名言・失言・格言を残しているんです!
それに加え驚きなのが、ヒトラー自身、革命や反逆で総督という立場に上り詰めたのではないのです。
選挙という地道な手段を使って、確実に国民の信頼を獲得し、
そしてついに総督になるのです。
なぜこんなにまで国民の信頼を獲得したのか。
それは多くの心理学者も議論をしているものなのですが、
彼自身、「国民が浸透する話し方」を実践していたんです。
気になりませんか?
彼がどのように人の心を巧みに操作し、引き付けたのか。
独裁者になれとは言いませんが(笑)、
この記事を読めばきっと皆さんもすぐに実践できるプレゼン術を身に付けられるはずです!
今回は、ヒトラーの名言を振り返りつつ、そんな「ワザ」をお伝えしたいと思います。
筆者自身の体験もお伝えするのでぜひ参考にしてください!
ヒトラーとその「ワザ」3選
1.ワンフレーズ繰り返し術
これをきいて「?」マークが頭に浮かんだ方、
こんなシチュエーションを想像してください。
あなたは今ケータイショップで新しいケータイの契約をするため、
店員さんのお話しを聞いています。
「~というわけで、個々の部分が他社に比べ・・・云々。かくかくしかじか・・・。それでこれを契約すると特典で~。あとこれをもセットになって・・・。」
・・・。
長い!結局何が言いたいの!
説明の上手な店員さんに説明してもらうとすんなり入ってくる内容も、
なかなか頭に入ってこないことってありますよね。
それに対して、政治家の選挙活動を思い浮かべてみてください。
「OO党△△~。OO党△△に一票を~。」
「皆さん、今のこの日本、こんなんでいいんですか!!よくありません!教育が腐っている!教育に割く予算あまりにも少ないのです!!」
あ、この人の言いたい事ってつまり「教育に予算」「1票入れろ」ってことね、
というようにすぐにまとめられますよね。
言っていることは1回なのに印象に残る。
それは、同じような表現を使いつつ、自分の言いたいことを
相手にウザがられない程度に繰り返しているのです。
ヒトラーはこれを使ったのです。
つまり、同義のフレーズを何回も、国民の頭に刷り込まれるまで繰り返し、
そして国民が無意識のうちに彼を想像するようにしたのです。
名言①
私は全ドイツ人に義務を全うするよう期待する。また必要ならいかなる犠牲も払うよう期待する。
つまり、ヒトラーは国民に「私はあなたたちに期待してますよ、だから国のために戦ってください。」というメッセージを脳裏に刻ませたのです。
この言葉は「我が闘争」という彼自身の著書にも書かれている言葉ですが、
国民に対する演説中も「期待する」という言葉を国民に浴びせていました。
名言②
我々は敵を絶滅する。根こそぎに、容赦なく、断固として。
これも「我が闘争」からの引用です。
演説においても、ヒトラーは「敵(ユダヤ人、第2次世界大戦の相手)を撲滅させる」
ということを国民に対して、そして、軍隊に対して繰り返しました。
これにより、国民の中には「我々は敵を倒す」ということが絶対という意識が芽生えたのです。
だから、ユダヤ人がいたら秘密警察に通報しましたし、
どんなに敗戦が見えてきてもあきらめませんでした。
子どもも女性も戦いました。
これを実際のプレゼンテーションで活かすなら、
自分のプレゼンにおいて何がポイントなのかをしっかり絞ること、そして
それを繰り返し聞き手に伝えることになります。
「この商品がおすすめですよ、買ってください」ということを伝えたいなら、
「他との比較」「独自性」「これを購入することによって訪れる未来」を伝えることによって、
聞き手の頭に無意識のうちに刻まれるのです。
2.「けなし」持ち上げ術
「自分、ないしは聞き手を1度けなして持ち上げてあげることで、印象を残す」という手法です。
これは主に、自分の人生を語るプレゼン、TED Talk、自己啓発本等で使われていますね。
挫折や失敗、そして「けなし」を始めに入れ、
そして「いやそれでもこーんなに成果を残したんだ!私(あなた)ってすごい」ということを
伝えることで、自然と聞き手は浸透していきます。
名言③
誰も語ろうとしない。毎年、何万もの人が絶望故に自ら命を絶っている。
これは恐慌さなかにあったドイツにおいて政府、そしてドイツの現状を伝えたものです。
そして「首相革命」と謳い、
ヒトラー自らが政治・そして軍事の権力を掌握しようとしたときに放った言葉です。
「こんな堕落したドイツ、政府はだめだ!」と下げているんですね。
そして、その「革命」に成功した後の言葉が以下になります。
名言④
我々を非難した者たちが、我々の仲間の一員となり、我々が手にした物を我々とともに歓呼で迎える。それは新しいドイツ帝国。誇り高く強力な帝国だ。
いかがでしょう。
時間は空いたものの、
確実に、ドイツは強い国だ!ということを国民に熱く語りかけています。
これにより、国民は熱狂します。
そしてヒトラーを信じようという確固たる意識が芽生えました。
実は筆者、この「けなし」持ち上げ術を知った後、
とあるボランティア先で実践してみたのです。
始めは、「今こんなに成功してますよ、楽しいですよ」のみ。
そして、全く同じ条件の聞き手を相手に「今」に関して伝えるだけでなく、
自分が過去どれほどクズだったのかを始めに語ってみました。(語ったものは全て本当の話です!)
そうするとどうでしょう。
聞き手が驚くほどに、こちらに耳を傾けたのです。
そして、感想では「勇気をもらいました」
「著者さんみたいにはじめは失敗しても挑戦したいと思いました」
などなど嬉しい言葉を頂きました。
何か商品に関するプレゼンでも同じような手法を使うことができると思います!
例えば、「過去の商品は~でしたが、個々をOO%あげたんですよ!」のように、
過去のだめだったことを比較対象とするだけで聞き手雅受け取る印象は変わります。
3.言葉&ジェスチャー術
日本人!これできない人多いですよね(汗)
ずっと突っ立って読み物を朗読しているような人、多くないですか?
海外の話になりますが、海外の学生は、自然とそういうことができているんですね。
これに筆者自身も憧れ練習しました。
言葉に合わせながら、適切なジェスチャーを入れる。
そんな時、見つけたんです。
歴史上の人物にとにかく大げさにジャスチャーして、聞き手を熱狂させてる人!
ヒトラーです。
これをもっと自然にできたらもっとプレゼン上手になるのでは、と考えました。
さてそれでは、ヒトラーの名言を振り替えりつつ、彼の「ワザ」も見てみましょう。
名言⑤
(沈黙)
え?そう思いました?
実はこれもヒトラーの手法の一つなのです。
ヒトラーは、観衆が進んで自分の話を聞くようになるまで、
起立をしたまま沈黙を貫きました。
そして第1声を放つとき、聞き手には自分の「声」を色濃く残すことができます。
沈黙、そしてその時の姿勢も十分な「ワザ」なのです!
名言⑥
何度でも人々は集い、そして去ってゆく。
そして彼らは新たに統制され、鼓舞され、奮起する。
なぜなら、この思想はこの運動は我が国民の強烈な自己表現であり、
永遠の象徴であるのだから
これは1度は見たことのある人がいるかもしれません。
「意志の勝利」というタイトルのついた演説にてヒトラーが口にした言葉です。
今演説を聞きに来ている人に向けて、「統制」の重要性と
その「誇らしさ」を伝えています。
その時のヒトラーの動作なのですが、「集い」「去ってゆく」の部分では
手を大きく民衆に向けつつ水平に振ります。
そして、「統制され、鼓舞され、奮起する」の部分では、拳を大きく上下に振ります。
自分の言いたいことを身振り手振りに乗せ民衆に伝えることで、
理解しやすく頭に入ってくるのです。
できそうで意外とできない言葉にあったジェスチャー。
しかし、聞き手に手を向け「あなたたちのことです」と意識させることはできるのではないでしょうか。
また、強調したいときには顔の前で手を少し前後させたりなど、種類は様々です。
練習はある程度必要ですが、
これを実践することで、聞き手の集中力もあなたの話に一気に集まります!
さいごに
いかがでしたでしたか。
歴史における悪の代表例、ヒトラーはその独特な手法、言葉で多くの国民の支持を獲得しました。
そして、ヒトラーは多くの名言を残し、今でも語り継がれています。
彼は数々の悪・犯罪を犯しましたが、
それと同時に現代の私たちが考えなくてはならないこと、学ぶべきことを残しました。
この記事では「プレゼン術」というすぐに実践できる内容を扱いましたが、
是非、ヒトラーの名言から学ぶことなどを調べてみてください!